京都の中心地に位置する阪急の「京都河原町駅」と京阪の「祇園四条駅」は、四条河原町と祇園エリアの主要な入口です。
これらの駅は鴨川をはさんでわずかに離れていますが、徒歩で簡単に移動できる距離にあります。
ここでは、阪急京都河原町駅から京阪祇園四条駅へのスムーズな乗り換え方法や便利な歩き方について説明します。
駅の位置関係について
阪急の京都河原町駅は西側に、京阪の祇園四条駅は東側に位置しており、鴨川を挟んで向かい合っています。
地図を見ると、これらの駅が同じ場所にないことが明確にわかりますが、距離はそれほど遠くないため、乗り換えには困りません。
どんな時に乗り換えが役立つか?
阪急京都線は大阪の梅田や桂、京都河原町方面をつなぎ、京阪線は大阪の淀屋橋や京橋、京都の伏見稲荷や祇園四条などを結びます。
例えば、阪急線を利用している人が嵐山に行く場合、桂駅で嵐山線へ簡単に乗り換えることができます。
また、京阪線の利用者は出町柳駅で叡山電車に乗り換えて、鞍馬や貴船、比叡山方面へ行くことが可能です。
このように、各路線は様々な観光地へのアクセス点としても非常に便利です。
阪急京都河原町駅から京阪祇園四条駅への歩き方
阪急京都河原町駅から京阪祇園四条駅までの移動は、歩いて約5分ですが、ゆっくり歩く場合は10分程度かかることもあります。
阪急線を利用する際は、2番目の車両が階段に近く、一番前の車両がエレベーターに近い位置です。
- 阪急線の電車から降りた後は、東改札口の案内に従い、階段やエレベーターを利用してください。
- 東改札口から外に出た後、もし乗り越し精算が必要な場合は、精算を済ませてから改札を出てください。
- 改札を出たら、まず出口1の標識に沿って直進します。※エレベーター利用の場合は出口3の方向へ進んでください。
- 直進するとすぐに道が左右に分かれますが、京阪祇園四条駅へはどちらの道を選んでも行けます(四条通りの北側か南側を選ぶ違い)。ここでは右側を進む場合の説明をします。
- 地上に出てからは、四条通りを直進してください。
- すぐに鴨川にかかる四条大橋が見えてきますので、その橋を渡ってください。
- 橋を渡り切ったら、祇園四条駅の入り口がすぐにあります。ここからは階段を使って地下に降ります。
※エスカレーターやエレベーターはありません。エレベーターを使いたい場合は、四条通の北側、交差点の先にありますが、阪急京都河原町駅からは少し離れています。 - 階段を下りて右側にUターンすると、すぐに改札口があります。
- 京阪祇園四条駅の改札は1か所です。割引きっぷなどを購入したい場合は、改札外の鉄道案内所で購入してください。
京阪祇園四条駅から阪急京都河原町駅までの歩き方
京阪祇園四条駅から阪急京都河原町駅までの移動は、徒歩で約5分程度ですが、余裕を持って10分ほどかかることもあります。
電車内では、中間の車両が改札に近いため、そこから降りると便利です。
- 電車から降りたら、近くの階段やエレベーターを使って改札口へ向かいます。
- 祇園四条駅には改札が一つあります。改札を出たらすぐ左に進みます。
- 改札を出て左に進むと、出口2・3と4・5の標識が見えますが、阪急京都河原町駅に行くにはどちらの出口も利用できます(四条通りの南側または北側を通ります)。今回は出口3のルートを詳しく説明します。
※エスカレーターを使用する場合は、出口5をご利用ください。 - 出口2・3の標識に従って階段や通路を進むと、途中で出口3の標識が右側にありますので、その階段を上ります。
- 出口3から地上に出ると、目の前に鴨川を渡る四条大橋があります。この橋を渡って阪急京都河原町駅に向かいます。
- 橋を渡ったすぐのところに、阪急京都河原町駅の入口が左側に見えますので、そちらへ進みます。
※エレベーターを利用する場合は、通りの反対側にある出口3のエレベーターを使用してください。 - 通路を進んでいくと左側に分岐がありますので、その方向へ進みます。
- しばらく直進すると、阪急京都河原町駅の東改札口に到着します。割引きっぷを購入する場合は、改札近くにある案内カウンターで購入できます。
京都河原町駅と祇園四条駅でのきっぷやICカードの使い方
京都河原町駅から祇園四条駅への乗り換え時、きっぷやICカードの取り扱いについては以下のようになっています。
ICカード乗車券
- 阪急京都河原町駅と京阪祇園四条駅の各改札でICカードをタッチして通過してください。
- 両駅で異なるICカード乗車券を使うことが可能です。
- 全国共通のICカード乗車券(ICOCA、Pitapa、Suicaなど)が利用できます。
普通きっぷ
- 両駅は直接連絡していないため、連絡きっぷは存在しません。
- 紙のきっぷは、阪急線と京阪線でそれぞれ別々に購入が必要です。
お得なきっぷ
- 阪急線と京阪線を両方使えるお得なきっぷはありません。
- 各線で利用可能な割引きっぷは、各駅の窓口で購入してください。
定期券
- 連絡定期券を利用すれば、阪急と京阪の両線を一つの定期券で利用できます。
- 連絡定期券はICカード形式で発行されることが多いです。
- 連絡定期券を持たずに、各線ごとに個別の定期券を持つこともできます。
- 出町柳駅より先の叡山電車には、連絡定期の設定がありません。
まとめ
阪急京都河原町駅では東改札口の利用が基本ですが、中央改札口を使うと京阪線への乗り換えに時間がかかることがあります。
阪急京都河原町駅には多数の出口があり、最短の乗り換えには出口1が便利です。エレベーターを利用する場合は出口3を選んでください。
出口を間違えると、祇園四条駅と反対側のエリアに行ってしまうことがありますので注意が必要です。
大阪梅田(大阪駅周辺)から京阪沿線へは、阪急+京阪の組み合わせ以外にも、JR+京阪ルート(京橋駅経由または京都駅・東福寺駅経由)を利用する選択肢もあります。
乗り換えにかかる時間や利便性を考慮すると、常に河原町・祇園四条の乗り換えが最適とは限りません。
観光行事が開催される時や観光シーズンのピーク時には、四条大橋周辺が混雑することがあります。乗り換え時には時間に余裕を持つことをお勧めします。